応援広告(センイル広告)を出してみたい——そう思ったとき、多くの「はじめてさん」が一番こわいと感じるのが 「許可取り」ではないでしょうか。「事務所に連絡なんて、ハードルが高い」「断られたらどうしよう」「日本語しかできないのに…」。わかります。私も最初はそうでした。
でも、大丈夫。この記事では、そもそも許可は必要なのか/メールに何を書けばいいのかを、そのまま使えるテンプレート付きでやさしく整理しました。一つずつ見ていけば、こわさはきっと小さくなります。
あかりのひとこと
許可取りは「こわいお願い」じゃなくて、「こんにちは、応援させてください」のご挨拶。肩の力を抜いて大丈夫です。
そもそも、許可は必要なの?
結論から言うと、公式の写真やロゴなどを使うなら、事務所の許可が必要になることがほとんどです。許可には大きく2種類あります。
① 掲出許可
「ファンによる応援広告を、この場所に出してもいいですか?」という、広告を出すこと自体への許可です。
② 素材使用許可
公式の写真・ロゴ・イラストなどを広告に使ってよいか、という許可です。公式素材は、事務所から渡されたものを、加工せずそのまま使うのが基本です。
一方で、自分で描いたファンアートやイラストだけで作る場合は、公式素材を使わない分、ハードルが下がります(ただし、無断での公表はグレーな部分もあるので、規定の確認はしておくと安心です)。
| こんなとき | 許可は? |
|---|---|
| 公式の写真・ロゴを使う | 掲出許可+素材使用許可の両方が必要なことがほとんど |
| ファン制作のデザインだけ | 公式素材を使わない分やさしめ。それでも掲出可否は事前に確認を |
| 日本のアーティスト | 媒体を問わず規定が厳しめなことが多く、許諾の証明を求められやすい傾向です |
💡 大切なのは、「事務所やアーティストごとにルールが違う」ということ。規定は新しく作られたり変わったりもします。まずは「〇〇 応援広告 規定」で検索して、公式ガイドラインがないか確認してみてください。肖像権・著作権まわりは、思い込みで進めず確認するのが安心です。
許可取りメール、何を書けばいい?
「どう書けばいいかわからない」——ここでつまずく方がとても多いです。でも、入れる要素は決まっています。次の順番で組み立てれば大丈夫です。
- 件名 — 「何のメールか」がひと目でわかるように(例:応援広告掲出のお願い)
- 宛名 — 会社名+「ご担当者様」。担当者がわからなければ「ご担当者様」でOK
- 自己紹介 — 「〇〇さんを応援している一ファンの【お名前】です」
- 用件 — 誰の/いつ/どこに/何を。非営利のファン活動であることも添えて
- 確認したい2点 — ①掲出してよいか ②公式素材を使ってよいか
- 結び — 「ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます」
- 署名 — お名前と、返信先のメールアドレス(必要ならSNSも)
そのまま使える、許可取りメールのテンプレート
下のテンプレートの【 】を埋めるだけで、ていねいな依頼メールになります。コピーして使ってください。
件名:【ご相談】〇〇様の応援広告(センイル広告)掲出について(ファン有志) 株式会社【事務所名】 ご担当者様 突然のご連絡失礼いたします。 私は、貴社所属の【アーティスト名】様を応援しております一ファンの 【氏名】と申します。 このたび、【アーティスト名】様の【誕生日・〇周年など】をお祝いするため、 ファン有志にて応援広告(センイル広告)の掲出を検討しております。 つきましては、掲出にあたり貴社のご許可をいただきたく、ご連絡いたしました。 現在検討しております内容は、以下のとおりです。 1. 対象アーティスト:【アーティスト名】様 2. 掲出媒体:【媒体(例:地下鉄駅の広告/デジタルサイネージ など)】 3. 掲出予定場所:【場所(例:韓国・〇〇駅/〇〇エリア)】 4. 掲出予定時期:【時期・期間(例:2026年〇月〇日〜〇日)】 5. 内容:ファン有志による非営利の応援広告です。 (デザイン案は【添付ファイル/下記リンク】にてご確認いただけます) 恐れ入りますが、下記の2点につきまして、ご確認をお願いできますでしょうか。 ・上記の応援広告を掲出させていただくことは可能でしょうか。 ・広告内で【アーティスト名】様の公式画像・ロゴ等を使用することは 可能でしょうか。 (使用が難しい場合は、ファン制作のデザインのみで掲出いたします) 営利を目的とするものではなく、純粋に【アーティスト名】様への 応援の気持ちをお伝えしたく企画しております。 ご無理のない範囲でご検討いただけますと幸いです。 お手数をおかけし大変恐縮ですが、準備の都合上、 【希望のお返事時期(例:〇月〇日頃)】までにご返信を頂戴できますと幸いです。 ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――― 【氏名】 メールアドレス:【メールアドレス】 ――――――――――――――
💡 公式素材を使う予定がなければ、「ファン制作のデザインのみで掲出予定です」とはっきり書くのがおすすめ。事務所側の確認の負担が減り、お返事をいただきやすくなります。
お返事が来ない・断られたら?
送ったあとの不安も、先にお話ししておきますね。
| こんなとき | どうする? |
|---|---|
| お返事が来ない | 1〜2週間ほど待って、ていねいなリマインドを1回だけ。それでも返信がない場合は、勝手に掲出を進めないのが安全です |
| 断られてしまった | 前例の少ないアーティストだと、ガイドラインがなく難しいことも。ひとりで抱え込まなくて大丈夫です |
| 個人でも出せるの? | 企画も実行も個人でOK。ただ申請は「〇〇を応援する会」のような団体名義の形が必要なことが多いです |
| いつから動けばいい? | 受付は掲出の数か月前から。自分で許可を取ると時間がかかるので、できれば半年前から逆算すると安心です |
「個人でも出せるの?」については、「団体じゃないと無理」と言われた人へでもっとくわしくお話ししています。
ひとりで、こわがらなくて大丈夫
許可取りは、応援広告の中でも一番ドキドキするステップ。でも、ひとりで全部抱え込む必要はありません。韓国の現地で直接手配しているところなら、日本語で相談しながら、媒体の手配や掲出の段取りを一緒に整理・案内してもらえます。許可そのものは事務所・権利者の判断なので「必ず取れます」とは言えませんが、現地語でのやり取りや手続きの不安は、ぐっと小さくなります。
掲出のあとは、現地から届く確認写真で「ちゃんと出たかな」も確かめられます。韓国に行けなくても、推しへの想いはきちんと形になります。はじめての流れを知りたい方は、韓国に応援広告を出すには?はじめてガイドもどうぞ。



